えあ草紙・青空図書館 - 作品カード

作品カード検索("探偵小説"、"魯山人 雑煮"…)

楽天Kobo表紙検索

冬を待つひと
ふゆをまつひと
作品ID53621
著者萩原 朔太郎
文字遣い旧字旧仮名
底本 「萩原朔太郎全集 第三卷」 筑摩書房
1977(昭和52)年5月30日
入力者kompass
校正者小林繁雄
公開 / 更新2011-08-19 / 2018-12-18
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

広告

えあ草紙で読む
▲ PC/スマホ/タブレット対応の無料縦書きリーダーです ▲

find 朗読を検索

本の感想を書き込もう web本棚サービスブクログ作品レビュー

find Kindle 楽天Kobo Playブックス

青空文庫の図書カードを開く

find えあ草紙・青空図書館に戻る

広告




本文より


こほれる利根のみなかみに、
ひねもす銀の針を垂れ、
しづかに水に針を垂れ、
さしぐみきたる冬を待つ。
ああ、その空さへもうすくもり、
かみつけの山に雪くれば、
魚らひそかに針をのみ、
ま芝は霜にいろづけど、
ひとり岸邊に針を垂れ、
來らむとする冬を待つ。



えあ草紙で読む
find えあ草紙・青空図書館に戻る

© 2022 Sato Kazuhiko