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(古る摺れた)
(ふるずれた)
著者中原 中也
文字遣い新字旧仮名
底本 「新編中原中也全集 第二巻 詩Ⅱ」 角川書店
2001(平成13)年4月30日
入力者村松洋一
校正者hitsuji
公開 / 更新2020-06-09 / 2020-05-27
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


古る摺れた
外国の絵端書――
唾液が余りに中性だ

雨あがりの街道を
歩いたが歩いたが
飴屋がめつからない

唯のセンチメントと思ひますか?
――額をみ給へ――
一度は神も客観してやりました
――不合理にも存在価値はありませうよ
だが不合理は僕につらい――
こんなに先端に速度のある
自棄 々々 々々
下駄の歯は
僕の重力を何といつて土に訴へます
「空は興味だが役に立たないことが淋しい
――精神の除外例にも物理現象に変化ない」
ガラスを舐めて
蠅を気にかけぬ



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