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(名詞の扱ひに)
(めいしのあつかいに)
著者中原 中也
文字遣い新字旧仮名
底本 「新編中原中也全集 第二巻 詩Ⅱ」 角川書店
2001(平成13)年4月30日
入力者村松洋一
校正者hitsuji
公開 / 更新2020-01-12 / 2019-12-27
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


名詞の扱ひに
ロヂックを忘れた象徴さ
俺の詩は

宣言と作品との関係は
有機的抽象と無機的具象との関係だ
物質名詞と印象との関係だ。

ダダ、つてんだよ
木馬、つてんだ
原始人のドモリ、でも好い

歴史は材料にはなるさ
だが問題にはならぬさ
此のダダイストには

古い作品の紹介者は
古代の棺はかういふ風だつた、なんて断り書きをする
棺の形が如何に変らうと
ダダイストが「棺」といへば
何時の時代でも「棺」として通る所に
ダダの永遠性がある
だがダダイストは、永遠性を望むが故にダダ詩を書きはせぬ



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