作者別: satokazzz

えあ草紙・青空図書館に朗読検索を追加

Amazon Audibleを利用してみて朗読を聴く楽しさ、便利さに目覚めてしまったので、それではということで、えあ草紙・青空図書館の作品カードに「朗読検索」の機能を追加してみました。今のところAudibleとYouTu

如月恭介(@KyouskeKisaragi)『ライフ』:感想

如月恭介(@KyouskeKisaragi)『ライフ』読了。前編で予想したのと違い、後編は『殺バラ』的展開。小説というより映画を見たあとの感覚に近いかもしれない。如月スタイル全開の快作です。 https://t.co/L

弍杏『文中の(  )にあてはまる文字を入れなさい (隙間社電書)』:感想

弍杏『文中の(  )にあてはまる文字を入れなさい (隙間社電書)』、読了。物語で物語られなかった「物語じゃない場所」の物語。文句なし、面白いです。「伊能忠敬」で吹き出して、ここが自分の部屋のコタツの中でよかったと思いまし

ヤマダ マコト『テーブルの上のスカイラーク (新潟文楽工房)』:感想

ヤマダ マコト『テーブルの上のスカイラーク (新潟文楽工房)』、感動のうちに読了。流行り廃りなど無縁なこういう作品が書ける人がいることだけで嬉しくなります。何かを目指して頑張っているひと、挫折しかけているひと、全員におす

根木珠『幽霊女房』他:感想

根木珠『幽霊女房』読了。落語調のちょいといい話。めっちゃ好みです。もっと長く浸っていたいので、ぜひ同じ調子の作品を集めた短篇集を!! https://t.co/kV2zwnG4P8 — 佐藤和彦 / えあ草紙工房 (@s

淡波亮作『ケプラーズ5213』:感想

淡波亮作『ケプラーズ5213』、忘れた頃に読了。自分にSFの読書経験があまり無いのもあって、非常に感想が難しい。とてもこなれた文章で、移民船の日常描写も興味深く読めた。力作なのは間違いない。 https://t.co/X

伊藤なむあひ『少女幻想譚 (隙間社電書)』:感想

伊藤なむあひ『少女幻想譚 (隙間社電書)』読了。カフカや安部公房などにちなんだ話が出てくるように、全体を通して不条理な物語りなんだけど、殺伐とした感じはなくて、むしろほのぼのと、あるいはひょうひょうとした作風で、めっちゃ

Windows 10 タブレットで青空文庫(電子書籍)

Windows 10にアップデートしたVivoTab Note 8を使い、標準ブラウザであるEdgeで『えあ草紙・青空図書館』を利用したときのスクリーンショットを撮ってみました。 縦に持つとシングルページ、横にすると見開

中島京子『小さいおうち』:感想

山田洋次監督の映画のほうを先に見ました。女中のタキさん役を演じた黒木華さんが、ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞を受賞されたのも納得の素晴らしい演技でした。 その上で原作を。 中島京子『小さいおうち』読了。大傑作です。やっ

澤俊之『440Hz -1978-』:感想

澤俊之『440Hz -1978-』、遅ればせながら読了。前作『440Hz』の一年前の話。音楽とグルメという誰にでも受け入れられるテーマに、読みやすい自然な文体と章の長さ。自分のスタイルを確立している人は強い。安心の傑作シ